道を歩いていたら、久しぶりに鳥の糞に直撃された。
そのまま歩いていたら、通りかかった八百屋
探索四十さんで「朝採れたて」の枝豆が一房200円の格安で売られていたので、ジャケ買いじゃなくて即買いすることにした。
2房つかんで店内に入ると、店番のおばさんはテレビの韓流ドラマに熱中していた。じゃまするのも悪いので、しばらくそこに突っ立っていた。おばさんの頬はほころび、呼吸をするのも忘れているかのように、フィクションの世界に没入していた。おそらく、盛り上がり感のあるシーンなのだろう。ソファから、腰を3センチほど浮かせたような姿勢で固まったまま動かない。
ようやくおばさんが僕の
探索四十存在に気づいた。照れ笑いをしながら、「格安でしょう? 普通なら450円くらいするのよ」と言いながら、レジを打ってくれた。
おそらくは今日一日、僕がリアルな世界で会話をする最初で最後のお方に、400円を支払った。
帰りに別のスーパーで食材を買い込んだ。
トマト、メロン、キウイ、グレープフルーツ、トウモロコシ、茄子、空豆。毎日同じようなものばかり買っている。
これから、仕事再開だ。オチはないが、まあ糞が落ちてきたの
探索四十でそれに免じてよしとしてください。